
現在、大阪万博は連日大賑わいで、その様子はニュースやSNSでも見ることができるかと思います。10月までしか開催されていないので、せっかくなら行ってみようと思った人もいると思いますが、いざ調べ始めてみると色んな情報がありすぎてわけがわからなくなります。
ということで、この記事では大阪万博に行くにあたり最低限何をしておくべきか、そして万博会場では最低限何をするべきかを書いておきます。もっと細かい情報を知りたい人は、他の人の記事を見てください。なお、この情報は7月末のものになりますが、もはやこれ以上何かが大きく変わることもないでしょう。
チケット予約はお早めに!
万博に行くことを決めたらできるだけ早くチケットを取りましょう。大阪万博はどれだけ早くたくさんの予約を取れるかが勝負の万博だからです。
入場チケットは日程だけでなく入場時間も指定して取ることになります。9時開場ですが、早い時間からどんどん埋まってしまいます。もちろん朝が一番空いているので、できるだけ早い時間を取りましょう。
なお、チケット予約もパビリオン予約も複数人まとめて行うことができます。
パビリオン予約も早めに!
チケットを取ったらパビリオン予約をしましょう。2ヶ月前予約と7日前予約は抽選なので、誰にでも平等にチャンスがあります。3日前予約および当日予約は先着順になり、どのパビリオンも予約するのが非常に困難になるので、あまり期待しないでください。
パビリオンは基本的に「シグネチャーパビリオン→海外パビリオン→国内パビリオン」の順に人気です。2ヶ月前であれば、シグネチャーパビリオンが取れる可能性が高いので、ぜひ試してみてください。海外パビリオンも予約がおすすめです。
猛暑対策&歩き対策が必須
夏は猛暑と歩き疲れとの戦いでもあります。多くの行列には屋根がないため、直射日光にあたりながら待つことになります。男女問わず日傘はあった方が良いです。実際、私も2人ほど救急搬送されているのを見かけました。なお、日傘は会場の入口でも無料で借りられます。
また、会場内を歩き回り、行列でも立ち続けるため、足の疲労はすぐにMAXになります。大屋根リングの下には無数のベンチがあり、座ろうと思えばいつでも座れるのでよく休んでください。
持ち運び用の椅子を持っていくこともおすすめです。そうすれば、行列に並んでいる最中も座ることができます。そうしている人もたくさんいたので、持ち運べる簡易な折りたたみ椅子を持っていくのも良いでしょう。
午後は行列にも並べません
13時から17時頃は人が多くなり、どのパビリオンも混み合います。予約必須のパビリオンはそもそも入れませんが、この時間になると予約がなくても良いはずのパビリオンも「入場規制」ということで並べなくなります。
大型パビリオンはほぼ例外なく入場規制がかかるので、午後の時間帯はそもそも並ぶことすらできないのです。つまり、この時間に予約を取っていない限りはパビリオン以外で過ごすことを考えなくてはいけません。
コモンズはオアシス
どのパビリオンにも入れなくなる午後は、小規模なパビリオンとコモンズに入りましょう。パビリオンはざっくり2種類あって、独自の建物を持っているものと普通の四角い建物の一部で行われているものがあります。前者は大人気ですが、後者は長くても30分くらい並べば入れることが多いです。
コモンズとは、大ホールの中に各国のブースが並んでいるものです。AからDの4つは特に広いです。行列も少なくて、すぐにエアコンの効いた室内に入れるので、困ったらコモンズに行きましょう。
コモンズの展示はどの国も似たり寄ったりですが、知らない国のことを知るきっかけにはなるので楽しめます。なお、スタンプラリーの稼ぎどころでもありますが、スタンプの度にちょっと並ぶことになるので、必要なければスタンプラリーはしないことをおすすめします。
食事はリング外で
各パビリオンには食事スペースがあることが多いですが、これも予約制だったり並ばなければいけなかったりして難しいです。おすすめは北および北東のリング外にある食事コーナーです。色んなお店が並んでいて、比較的空いている店もあるので、クーラーの効いた室内で食事を摂ることも可能です。
なお、安い食事は存在しないので諦めてください。うどんでも1000円は超えます。でも、リング下には何箇所か水を汲める場所があるので、ペットボトルさえあれば水は無料です。
パビリオンの正直感想
以上が最低限知っておきたいことです。ついでに自分が行ったパビリオンに関しておすすめできるかどうか書いておきます。おすすめしたい順に紹介します。予約して入ったものは予約と書いてあります。
TECH WORLD(台湾館)
台湾の自然や最新の半導体技術をテーマにしたパビリオンです。最も万博らしいパビリオンという印象で、最新テクノロジーを活用した未来を垣間見せてくれた気がします。行列も1時間くらい並べば入れるでしょう。
日本館 <予約>
「循環」をテーマにした日本館では、万博会場で出たゴミが微生物の力によって再生される過程を見ることができます。アート系の演出や国民的人気キャラクターの活用もあり、興味深いパビリオンです。
いのち動的平衡館 <予約>
唯一入れたシグネチャーパビリオン。予約困難なシグネチャーパビリオンの中では比較的取りやすいようです。光で生物の進化を表現するアート作品。せっかくなので行けたら行ってみると良いと思います。
スペイン館
比較的スムーズに入ることができました。海洋環境とスペインの文化をテーマにしているようです。内容は普通ですが、午後でも入れる可能性があります。
アメリカ館
日本語レーンと英語レーンがあり、英語レーンだと半分くらいの待ち時間で中に入れます。高度な英語レベルが必要だとアナウンスされていますが、展示自体は基礎レベルの英語力があれば十分に理解できます。なお、NASAの事業を中心にした展示は万博らしくて気分は上がるものの、独自性は低めか。
フランス館
ルイヴィトンとディオールがメイン。カバンや服が置いてあります。待ち時間がそれほど長くないので、行ってみても良いと思います。
ペルー館
小規模パビリオン。キッチンカーでインカコーラなどを販売しているが、展示を見た人しか注文できない仕様になっている。しかも、食品の販売は午後以降限定。
よしもと waraii myraii館
吉本興業の小パビリオン。巨大な笑顔の下にちょっとだけ展示があります。そこには、とある巨大な彫刻があるのですが、よしもとがこれを展示している意味がわからなすぎてシュールリアリズムの様相を呈しています。
国連館
小規模パビリオンの一つ。午後に行ったので30分くらい並びました。中では国連の様々な活動の紹介とグテーレス事務総長からのメッセージがあります。目指している未来像が滔々と示されますが、あまりにも理想論すぎて付いていけません。
アゼルバイジャン館
行かなくて良いです。映像と若干の展示品があるだけです。建物の大きさの割に室内は3分で観終わってしまう分量です。外に展示してある回る巨大彫刻は一見の価値あり。
北欧館
行かなくて良いです。北欧五カ国が共同で行っているパビリオンですが、あるのは動画やパネルのみ。実物の展示はありません。並んで入る価値はないでしょう。
まとめ
まとめると、大阪万博について覚えておくべきことは以下の3つだけ。
- 予約!予約!予約!
- パビリオン予約はできたらラッキー!
- 暑さ対策は必須!
- 午後はどこも入れないからコモンズに行け!
最低限、コモンズにしか行けなかったとしても、色々な国のことを知ることができて面白いです。ぜひ大阪万博を楽しんでください!